準天頂衛星技術を利用した小型無人運航技術開発
研究開発リーダー:岸 拓真(広島商船・准教授)
呉市のような狭い航路と激しい潮流域において、小型無人運航船の安全な自動運転を実現するためには、高精度な位置把握技術の開発が必要です。現在、4機体制の準天頂衛星「みちびき」を活用して、小型船と大型船の動態を分析し、無人運航船の位置把握精度の向上の技術開発に取り組みます。
2026年度以降、日本の準天頂衛星は7機体制となる計画です。これにより、外国のGPSに頼らず、日本国内で独自の高精度な位置情報を取得可能となります。複数船舶の同時管理や群的制御を含む運航管理システムの開発が進み、港湾内や島嶼部でのデータを活用して、安全かつ効率的な小型無人船の運航が実現することが期待されています。
- 準天頂衛星による小型船動態の現状把握
- 準天頂衛星による無人船の位置精度向上
- 船舶運航データのオープンデータシステム開発
参画機関
広島大学、広島商船高等専門学校、株式会社エイトノット,コースタルリンク株式会社,呉市