研究開発課題2

SAR衛星技術を利用した狭航路監視技術開発

研究開発リーダー:作野 裕司(広島大学・教授)

牡蠣筏などが密集する海洋地域で、SAR(合成開口レーダー)衛星画像を活用して障害物を把握する技術開発に取り組みます。毎日観測が可能な小型SAR衛星を使い、障害物の詳細な状況を把握するとともに、位置精度を高めるための技術を確立します。また、島嶼地域に設置した反射装置(CR)を利用し、位置情報の精度を向上させるプロトタイプの開発も進めています。

このSAR衛星技術の向上によって、広い海洋でのリアルタイムでの障害物検知が可能になります。これにより、狭い航路での安全な航行が実現し、海洋産業の活性化に寄与することを目指しています。

  1. SARによる狭航路内障害物の現状把握
  2. SARによる障害物の全天候検知技術開発
  3. 狭航路内の障害物・潮流の可視化システム開発
参画機関

広島大学、中電技術コンサルタント株式会社、呉市