11月10日(日)、呉市で開催された「海洋文化都市くれ海博2024(くれ海博)」にて、広島大学はCOI-NEXT海洋リモートセンシング技術拠点の取り組みを紹介しました。本イベントは、呉市と広島大学が連携して進めるTown & Gown構想の一環として行われ、多くの市民がブースを訪れ、活発な交流が行われました。くれ海博には、約5,000人が来場、呉市と広島大学が目指す「新たな海洋・海事の拠点づくり」に注目が集まりました。
広島大学は、研究活動を紹介するブースを設置し、海洋リモートセンシング技術を駆使したプロジェクトの概要や最新の技術開発について紹介しました。拠点リーダーである作野裕司教授は、「宇宙から観た瀬戸内海」をテーマにステージ発表を行い、環境モニタリングや航行の安全性向上に向けた研究について分かりやすく解説しました。さらに、同日開催の海洋教育フォーラムでは、作野教授が登壇し、地域と大学の協働の重要性を語りました。
また、連携機関の株式会社エイトノットは、「AI・ロボティクスによる自動運航技術開発」を紹介し、技術革新の最前線を示しました。広島商船高等専門学校は、「瀬戸内海を中心とした地域連携、研究交流、船員教育」をテーマに発表し、地域に密着した教育活動や研究の取り組みを紹介しました。
「海洋文化都市くれ海博2024」は、地域の未来を担う海洋技術と教育を体験できる場として、来場者にとって貴重な学びの機会となりました。今後も、こうした取り組みを通じて拠点の活動を広げていく計画です。